アポロニア21

Vol.45 歯科技工のロボット化が進む

 入れ歯やかぶせ物などを作る歯科技工という分野で、国際的に急速な機械化が進行しています。直接、歯に特殊光線を当てて型を採り(これを光学印象と言います)、専用の自動削り出し装置によってかぶせ物など歯科技工物を短時間で作製するCAD/CAMシステムが数年前からドイツ、アメリカなどで広く採用されるようになっています。日本でも、主としてドイツ製のシステムを使って、型採りから歯科技工物のセットまでを1回のアポイントで行う歯科医院が出現しています(ただし、保険は利きません)。

 中国、トルコなどでは、歯科医院から送られた模型をもとに、大型CAD/CAMシステムで、歯科技工物を大量生産する工場が多数できています。日本にも一部、インプラントのかぶせ物を作る工場がありますが、これまで、歯科技工士による職人仕事で一品ごとに作製されていたものが、ロボット生産される時代になってきているのです。この分野で最先端を走っているとされる中国では、歯科医学分野の名門とされる四川大学口腔医学院に歯科技工科の大学院博士課程を設置。CAD/CAMシステムなどを備えたロボット技工のシステム設計とマネジメントを行う専門家を育成し始めました。

 さらに、ヨーロッパの一部では、3Dプリンターを活用した全く新しいロボット技工のシステムも開発されています。これはまだ試験段階ですが、インゴットからの削り出しではなく、粉末の盛り付けによるものですから材料のムダが起こりにくいため、低コストの歯科医療を実現する可能性を秘めているとされています。今後、歯科医療の分野でも、大幅なロボット化が進むものと期待されます。


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